第3回 洗浄技術セミナー(開催済)

日時・会場等

  日時 2018年10月19日(金)12:30 ~ 13:30
  場所 マリンメッセ福岡 (福岡市博多区沖浜町7-1)
     モノづくりフェア2018内 セミナー会場B(2階)
  募集 50名

◆洗浄技術セミナー 「超微量成分分析の観点から洗浄技術について考える」


講師 :九州大学アイソトープ統合安全管理センター
吉村 和久(よしむら かずひさ) 名誉教授

【講師略歴】
 1977年九州大学大学院理学研究科化学専攻博士課程修了。九州大学大学院理学研究院教授として2015年定年退職。現在、九州大学アイソトープ統合安全管理センター学術共同研究者。無機成分分析法の開発と応用に従事。専門 分析化学、地球化学、考古化学。

 サンプル中に含まれる超微量成分を分析するためには、外部からの汚染対策はもとより、損失をいかに防ぐかという技術が重要です。
 すなわち、分析のための処理プロセスにおいては、検出用の試薬類や測定・保存に使用する容器からの汚染が発生したり、あるいは、洗浄するための水が汚染されていた結果、洗ったつもりが逆に汚くなったりすることが起こりえます。さらに、溶液として容器にいれて保存している間に損失が起きる場合もあります。これらを防ぐ原理は無機成分除去のための洗浄の際にも有効です。
 本セミナーでは、主に無機超微量成分の分析を可能とする技術のうち、特に、洗浄に関わる基本原理・テクニック等について実例を交えてご紹介します。
 これらの技術は様々な分野に応用可能なものですので、普段、超微量成分析にあまりなじみのない異分野の方こそ、この機会に是非ご参加下さい。

参加費

 無料(モノづくりフェア2018の招待券をお持ちでない方は、同フェアのホームページより、事前来場登録を行っていただく必要があります)

申込方法

 モノづくりフェア2018ホームページ内の本セミナーのご案内・お申込みよりお申し込みいただくか、「氏名・ご所属・ご連絡先」を明記の上、下記、お問い合わせ先に、E-mailでお申し込み下さい。

主催・お問い合わせ先

 ふくおか産学共創コンソーシアム (福岡市、公益財団法人九州先端科学技術研究所(ISIT))
・・TEL : 092-805-3810
・・E-mail: fukuoka-kyoso[at]isit.or.jp ([at]を@に変えてお送り下さい)

 (セミナーチラシ(PDF)

第1回 洗浄技術セミナー 及び 出張よろず相談会(開催済)

日 時

  2018年3月9日(金)14:00 ~ 17:00

プログラム

  14:00   ふくおか産学共創コンソーシアム活動概要の説明
  14:10   セミナー 「洗浄とは何か?化学の観点から産業洗浄技術を考える」
  15:40   休憩 ・ 交流名刺交換会 
  16:00   よろず相談会 (洗浄に限らずモノづくりでお困りのこと、何でもご相談承ります。
・・・・・・・・・・・・・・・まずはお気軽にお声かけください。)

場 所

  TKPガーデンシティ天神 セミナー室
福岡市中央区天神2-14-8 福岡天神センタービル8F)

定 員

  40名(先着順)

会 費

  無 料

セミナー概要

講師 : (公財)九州先端科学技術研究所 産学官共創推進室
  石川 誠  特別研究員

【講師略歴】
 1976年東京大学工学系研究科修士卒。現、三菱ケミカル株式会社入社。高純度薬品事業部
開発部門にて、半導体洗浄剤、金属エッチング剤、準水系洗浄剤等の開発に従事。

 「洗浄」とは被洗浄物の表面と汚れとの密着力を、物理力(剥離)、化学力(溶解)で剥がし、被洗浄物の価値を高めることです。化学の観点から言うと産業洗浄技術、特に金属除去には、(1)金属を酸化させる 、(2)酸化物を酸又は錯化剤でイオン化除去する、(3)レジスト等有機物との接触角を下げる、という3つの要素があります。
 更に「非水(無水でなく水分少)」の系に酸化剤が加わると、有機物を分解できるので「硝酸」は (1)酸の作用、 (2)酸化剤の作用、 (3)「非水」の濃硝酸系、の3要素を備えていることになります。また、酸洗浄液に溶解したカチオン(塩)が付着した被洗浄物は、水リンスで不溶解化し再付着を起こす恐れがあります。
 セミナーでは、洗浄の基本から、リンスの改善、キレートの有効性を含めた話まで、分かりやすくご説明いたします。

主催・お問い合わせ先

 ふくおか産学共創コンソーシアム (福岡市、公益財団法人九州先端科学技術研究所)
・・TEL : 092-805-3810
・・E-mail: fukuoka-kyoso[at]isit.or.jp ([at]を@に変えてお送り下さい)